シニアの方必見! 自分の実力を知りたいなら、5歳刻みのマスターズ陸上に出場するのが一番

ランニング

 ランニングが好きな人には、3つのタイプがあります。①健康のために自宅周辺をゆっくりとランニング(ジョギング)をしている方。それだけでは物足りず、②自分の実力を知るために「ロードレース大会」に出場している方。それからもう一つは同じく、③自分の実力を知るために「マスターズ陸上大会」に出場している方です。自分の実力を知るためには②でもいいのですが、私は断然③を強くお勧めします。
 では、②と③の違いはどこにあるのでしょうか?
 ②は順位とタイムが出るので自分の実力はわかりますが、年齢の異なる不特定多数の中での順位ですから、やはり不特定多数の人たちと一緒だと「真の実力」がわかりません。ところが、それをクリアできるのが「マスターズ陸上」なのです。今からその理由(ワケ)をお伝えします。


 

マスターズ陸上とは

 マスターズ陸上に出場している方は、生涯スポーツとして陸上競技を楽しみたい方。健康のために陸上競技を続けたい方。いつまでも同年代の選手と競技をしたい方。ご自分の実力を試したい方など、そのような目的があるように思います。

マスターズ陸上に出場する条件

 ご自分のお住いの都道府県の「マスターズ陸上競技連盟」に加盟することが必要です。ただし、年齢制限があって、満18歳(学連登録者、高校生は除く)以上の方でないと出場できません。90歳以上のご高齢の方も走っています。

マスターズ陸上の競技種目

 日本陸上競技連盟の競技規則に従って開催されます。例えば、トラック競技では60m、100m、200m、リレー、ハードル、400m、1,500m、3,000m、5,000m、十種競技など、フィールド競技では走り高跳び、走り幅跳び、三段跳び、棒高跳び、砲丸投げ、やり投げ、ハンマー投げなどです。

全国どこでも、世界大会にも

 ご自分の都道府県だけでなく、全国どこの大会にも出場できますし、35歳以上の方ならアジア大会や世界大会にも出場可能です。もちろん、長年陸上競技をしている方だけでなく、陸上をはじめたばかりの初心者でも出場できるのです。私はまさに、陸上経験のないまったくの初心者です。

トラックとロードの違い

 ロードレース大会は文字通りロード(アスファルト上)を走りますが、トラックの場合はポリウレタンを主原料とする「全天候舗装材」でできています。ですから、雨が降っていても水溜りができず、ロードのように雨を気にすることもありません。そのうえ、「スパイクシューズ」を穿いて走るので、特に短距離はタイムが出やすいという有利な点もあります。ちなみに、以下の写真は私のスパイクシューズ(アシックス長距離用)です。

私のマスターズ陸上歴

 実は私、30年近くロードばかり走っていました。現在67歳でマスターズ陸上に参加するのは、去年の「静岡マスターズ陸上」(10月)と今年の「東海マスターズ陸上」(5月)の2回だけです。つまり、ロードからトラックに鞍替えしたばかりなのです。去年は1,500mM65の部(65~70歳)第1位、今年は3,000mM65の部(65~70歳)第2位でした。こんな私でも上位に入賞できるのです。表彰は第1位~第3位までで、賞状がいただけます。第1位の方はメダルもいただけます。

おわりに

 今後は、今年10月に行われる「静岡マスターズ」に出場する予定です。マスターズ陸上は同世代の中での自分の実力を知ることができるし、何度も出場していると、たくさん知り合いもできます。現に私も愛知県や地元静岡県の方と知り合うことができました。同じ目的で陸上を続けている方たちと交流を深めるのはこの上ない喜びです。70歳になっても80歳になっても、体の続く限り走り続けるつもりです。まだ、マスターズ陸上の経験のないみなさん、ぜひ一度チャレンジしてみてください。必ず感動と喜びを味わうことができます。

コメント

  1. 奈女田 功 より:

    とても参考になりました。