ラストラン?

ランニング

 私のマラソン歴を紹介します。

穂の国・豊橋ハーフマラソン

 初のハーフマラソン出場は、2010年(平成22)3月22日(日)に愛知県豊橋市で行われた、「第1回穂の国・豊橋ハーフマラソン」でした。当初の目標は1時間45分を切ることでしたが、何と初めてのハーフマラソンにして1時間44分49秒という好タイムが出ました。部門順位は185位(708人中)でした。記念すべき第1回ということもあり、3,000人以上もの出場者がありました。当日の天候は曇りでしたが、3月下旬実施ということもあり、気温12℃と温かく、湿度も41%で絶好のコンディションでした。

ジュビロ磐田メモリアルマラソン

 このハーフマラソンで自信をつけ、気をよくした僕は、その年の11月に「第13回ジュビロ磐田メモリアルマラソン」に出場しました。当日の体調が最悪だったのでしょう。記録は2時間18分10秒という信じられないような情けないタイムに終わりました。

森町ロードレース大会

 失意を背負ったまま、翌年2月には「第40回森町ロードレース大会」に出場しました。これは10キロレースで何度も好タイムを出している相性抜群の大会です。往路はだらだらと緩やかに坂道を上っていくコースで、折り返してからの復路は下り坂になるので、気持ちよく走れました。タイムは1時間43分21秒で、97位(254人中)、再び自信を取り戻しました。

佐久島年代別マラソン大会

 2011年(平成23)の6月、観光旅行も兼ねて愛知県の佐久島で開かれたハーフマラソンに出場しました。「第5回佐久島年代別マラソン大会」です。コースのほとんどは海岸を走るので、生暖かい潮の香りを吸い込みながらのランニングになりました。正面からギラギラと太陽が照りつけ、30℃を越える過酷な気象条件の中で、何とか完走することができました。タイムは2時間04分06秒という低調なタイムでしたが、このような厳しい気象条件でも完走できたことは大きな自信になりました。

「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」再チャレンジ

 その年の11月、前回の苦い経験と情けないタイムの雪辱を期して、「第14回ジュビロ磐田メモリアルマラソン」に再チャレンジしました。タイムは1時間52分36秒で、順位は162位(402人中)でした。前回を大幅に更新しましたが、1時間45分切りはなりませんでした。

「森町ロードレース大会」再チャレンジ

 2012年(平成24)2月、再び「第41回森町ロードレース大会」に出場しました。前回のタイムを上回ることを目標にして走りました。やはり、この大会は相性がいいのですね。タイムは1時間38分26秒、順位は66位(251人中)で、1キロ平均のタイムは4分40秒2でした。

浜松シティマラソン

 それから3週間後に、「浜松市制100周年記念大会 第8回浜松シティマラソン」に出場しました。森町の疲労が残っているにもかかわらず、タイムは1時間43分43秒で、順位は155位(650人中)でした。このころには、1時間45分を切るのが当たり前のようになっていました。

静岡駿府マラソン

 2013年(平成25)3月、「第38回静岡駿府マラソン」に出場しました。駿府城スタート、用宗海岸折り返しのフラットで走りやすいコースでした。タイムは1時間43分24秒、参加者が非常に多い中でのこの記録は称賛に値します。順位は244位(985人中)でした。4,000人以上もの参加がありました。

「佐久島年代別マラソン大会」再チャレンジ

 その年の6月、再び佐久島に渡りました。「第8回佐久島年代別マラソン大会」に出場するためです。時期は前回と同じ6月末日の日曜日。酷暑の中のレースになりました。しかし、コースを知り尽くしていたことやペース配分がうまくいったことで、前回より飛躍的にタイムが伸びました。1時間45分28秒。酷暑の中のレースですから、十分に誇れるタイムです。

「浜松シティマラソン」再チャレンジ

 いよいよハーフマラソンも、最後のときを迎えることになりました。還暦を過ぎ年齢的にも無理が利かなくなりました。61歳ですので、もはや長い距離は走れなくなっていました。最後のハーフマラソンをいつにしようか、どの大会にしようか迷いましたが、やはり、最後は地元だろうと決意し、ラストランを浜松市で開催される、「第13回浜松シティマラソン」に決めました。
 2017年(平成29)2月、極寒と強風の悪コンディションの中を最後まで走り切り、有終の美を飾ることができました。タイムは2時間02分11秒、順位は136位(303人中)でした。決して満足のいく記録ではありませんでしたが、長きにわたって10キロロードレース、引き続いてハーフマラソンを走り切り、燃え尽きた感があります。

おわりに

 ところが、それから3年後の64歳とき、再びハーフマラソンを走ることになろうとは、誰が予想したでしょう。もちろん、僕自身もまさか、です。燃え尽きたと思っていたのですが、僕の心の中にはまだランナーとしてのかすかな灯が消えずに燃えていたのです。今度は正真正銘のハーフマラソンラストランと、その後の新たなチャレンジについては、次回に詳しくお話します――次回に続く。

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