一度は行ってみたい!  安土城郭資料館(近江八幡市)

旅行
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 JR東海道本線(通称:琵琶湖線)の安土駅で下車すると、駅南広場に城郭を思わせるようにぽつんと建っているのが、「安土城郭資料館」です。私たちはナビを設定して車で向かったのですが、こんなところに資料館があるとは驚きでした。

安土城郭資料館

 資料館の中に入ると、威圧感のある甲冑に驚かされます。信長はマントに「南蛮胴(なんばんどう)」をまとっているイメージがありますが、あれは正しくないようです。なぜなら、南蛮胴が日本に入ってきたのは、「本能寺の変」で信長が絶命した6年後の1588年だからです。ですから、戦(いくさ)では下のような甲冑を身につけていたと考えられているのです。

信長が身につけていたらしい甲冑

日本名城百郭

 正面には全国各地にある「日本名城百郭」の写真が掲示されていました。国宝5城(姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城)のほかに、名だたるお城の写真を見ることができました。私は国宝5城のうち、姫路城、彦根城、犬山城、松江城に行ったことはありますが、松本城だけはまだ見ぬお城になっています。機会があったらぜひ、行ってみたいものです。

日本名城百郭国宝5城のほかにも全国各地のお城の写真が掲示されています

安土城の模型

 資料館で最も興味深かったのは、安土城の天主が細部まで精巧に復元された、1/20の大きさの安土城の模型でした。この模型は半分に分離されるようになっていて、天守(城)の内部の造りが手に取るようにわかりました。機械式に天主が分離されるような仕組みになっていました。

機械式に半分に分離される安土城の1/20の模型

館内全景

 安土城は瓦に金箔が施されていて、外観は5層で内部は7階になっています。内部は「狩野永徳(かのうえいとく)」の襖絵(ふすまえ)や異国文化の調度で飾られていました。
 資料館を二階から眺めると、下の写真のように見えます。

ちょうど安土城が半分に分離されています。奥には屏風絵や甲冑が見えます。

2階の展示場

 2階に上がると、信長の肖像画やたくさんの屏風絵、それから、安土城の5階にあった「八角天井」などが展示されていました。信長が身につけていた南蛮甲冑は1階に展示されていました。

信長の肖像画と屏風絵
1階にある信長の南蛮甲冑と屏風絵
安土城の屏風絵
安土城5階にあった八角天井

おわりに

 この資料館の見学を通して、戦国時代に絶対的な権力をもって天下統一を目指していた、信長の栄華を誇った当時の様子を垣間見ることができました。
 今、NHKの大河ドラマ「どうする家康」で信長を演じている「岡田准一」さんが、戦国時代の織田信長と重ねて見えてしまうのは私だけでしょうか?

 開館時間 9時から17時まで(入館16時半まで)
 休館日  月曜日、年末年始
 入館料  大人200円、学生150円、子供100円
 駐車場  普通車20台
 アクセス JR琵琶湖線「安土駅」下車 徒歩1分

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