一度は行ってみたい!  熱海梅園

旅行

 2023年2月8日(水)に静岡県熱海市の「熱海梅園」を訪れました。ちょうど梅の花が見頃の時期でドンピシャリのタイミングでした。

「熱海梅園」って?

 熱海梅園は明治初期、医祖「長与専斎」が「国民の健康のもとをつくるには温泉と自然に親しむことが第一だ」と、熱海梅園を開くことを提唱しました。
 この提唱に応えたのが横浜の豪商「茂木惣兵衛」らでした。1886年に今の梅園がある場所山林二町五反(2.5ヘクタール)に、梅、松、桜、桃、楓、杉、柿、柳など三千本を植えたのがはじまりです。
 2007年から篤志家の寄付によるリニューアル工事(早咲き海めの活性化や生育環境の改善)が行われ、梅やもみじが見やすくなり、「日本一早咲きの梅」、「日本一遅い紅葉」にふさわしい梅園に生まれ変わりました。

熱海梅園の見どころ

 梅園内には様々な見どころがあります。「中山晋平記念館」、「香林亭」、「韓国庭園」、「梅園 梅見の滝」、「梅園五橋」、「武田鶯塘 句碑」、「茂木氏梅園記の碑」、「梅園七名木」などです。

香林亭

 チケット売り場で入園券100円を買いました。最初に目にするのが「香林亭」です。ここはお茶会や休憩所として利用できます。事前の予約が必要です。

中山晋平記念館

 次に「中山晋平記念館」に行きました。中山晋平が晩年を過ごした熱海市西山の住居を移築したものです。館内には彼が作曲に使用したピアノや直筆の譜面などが展示されています。

韓国庭園

 続いて「韓国庭園」が見えてきます。2000年9月23日に行われた森喜朗総理と金大中大統領による日韓首脳会議の翌日、二人が熱海梅園を訪れ、園内を散策し歓談されました。日韓友好の絆を深めたこの会議を祈念し、朝鮮時代の伝統様式と手法を取り入れてつくられました。

梅園の滝

 さらに進んでいきもみじの小径を抜けたところに、「梅園の滝」がありました。滝の裏側の洞窟のような岩の間を通っていくと、この滝を内側から観賞できます。写真は内側から撮ったものです。

おわりに

 当日はあいにくの小雨交じりの天気でしたが、紅梅や白梅の美しさを十分に満喫することができました。静岡県人でありながら、この素晴らしい梅園を訪れたことがありませんでしたが、他県のみなさんも紅白の梅を楽しみに、ぜひとも訪れてほしい静岡県の名所の一つです。

 

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