滋賀県長浜市にある「長浜城」は、「羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)」が築城した城です。その後、「清須会議」で「柴田勝家」に譲られ、勝家の甥「勝豊」が入城しましたが、柴田勝家と「賤ケ岳」の合戦の際、長浜城は秀吉の軍事拠点となりました。
その後、「山内一豊」が城主となりましたが、やがて城は荒廃してしまいました。さらに「徳川家康」の異母弟「内藤信成」が城主となって、城の大改修を行いました。その後、信成の子「信正」が城主となりましたが、「摂津高槻城」への移封によって長浜城は、その使命を「彦根城」に譲りました。
現在の長浜城は、故東京工業大学名誉教授「藤岡通夫」工学博士による設計指導で1983年に、「長浜市立長浜城歴史博物館」として再興されました。
とまず、長浜城の歴史を知ってから「長浜市立長浜城歴史博物館」を訪れると参考になると思います。
長浜市長浜城歴史博物館
「長浜市長浜城歴史博物館」は1階から5階までありました。1階受付は「ミュージアムショップ」、2階は展示室「湖北・長浜のあゆみ」になっていて、湖北の歴史や浅井亮政・久政・長政三代と湖北との関係を見ることができます。3階も展示室になっていて秀吉の出世城となった歴史を見ることができます。4階は「茶室」になっていて、春(4~5月)、秋(10~11月)の日曜・祝日に開庵されています。5階は「望楼(回縁付)」で戦国パノラマ展望台になっています。この展望台から長浜市の街並みを一望しました。
豊国神社
長浜城の見学を終えた後、街を散策しました。JR北陸本線の「長浜駅」を越えてから「大手門通り」を西に進みました。最初に見学したのは「豊国神社」でした。「豊国神社」は「豊国大明神」と呼ばれた「豊臣秀吉」のほかに、「加藤清正」、「木村重成」がまつられています。
さらに「大手門通り」を進んでいくと、何やら「黒壁」の建物が目に留まりました。「黒壁ガラス館」でした。
黒壁ガラス館
実は元々は銀行として建てられた木造の洋館でした。平成元年に欧州の伝統的な製品、モダンなインテリア、おしゃれな食器などが展示されている、「黒壁ガラス館」として生まれ変わりました。
長浜の観光を終えて、今夜の宿、「びわ湖大津プリンスホテル」に向かいました。
びわ湖大津プリンスホテル
38階建てのホテルです、全室美しい琵琶湖を見ることができます。「びわ湖大津プリンスホテル」は、平面と球面のガラス張りが特徴のリゾートホテルです。
おわりに
今回の旅行では、初めて「長浜市」を訪れました。長浜市は秀吉によって城下町として整備された町並みが随所に見られました。門前町、北国街道をはじめ、信長・家康軍と浅井・朝倉軍が戦った「姉川古戦場」などの史跡もあり、見どころが満載でした。戦国時代の歴史探訪にぜひ、行ってみる価値のある観光スポットです。
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