短距離と長距離? ダブルでチャレンジなんてありえない!

ランニング
60m走

マスターズ陸上

 今までとまったく異なる大会――それは「マスターズ陸上」への参加でした。マスターズ陸上については、前々から気になっていました。参加をしよう、とまでは思いませんでしたが、年代別のそんな大会があるんだな、くらいの感覚でした。

5㎞ロードレース

 実は40歳代のとき、一度だけマスターズ陸上に出場した経験があるのです。オープン参加のような大会でしたが、静岡県島田市にある「大井川リバティーマラソンコース」で開催された5㎞ロードレースです。定かではありませんが、大井川の川沿いを走るランニングコース「リバティー」が完成したばかりで、いわゆる「こけら落とし」の記念大会だったように記憶しています。
 残念ながら、そのときの完走証が引っ越し(十数年前静岡県浜松市天竜区から中区に転居)の際に行方不明になってしまったので、タイムは確認できませんが、鮮明に覚えていることがあります。それは、男子40歳代の部で8位になって新聞に名前が掲載されたことです。タイムそのものは大したことはないような気がしますが、8位に入賞したことは大きな自信に繋がり、その後のランニング人生に大きな影響を与えたことは確かです。

日本陸連と静岡マスターズ陸上登録申請

 そして、あれから20年以上も経っている今、再びマスターズ陸上にチャレンジしてみようと決意したのです。そのためには、まず日本陸連と静岡マスターズ陸上に登録申請する必要がありました。ネットで検索し、申請の方法を確認して早速申請を、と思いましたが、すでに申請の時期が過ぎていました。4月に登録しなければ、その年度の大会には出場できないのです。
 仕方なく、翌年の大会を目指すことにしました。マスターズ陸上に参加することは決めていましたので、翌年4月の申請前に体を作っておくことにしました。

トレーニング

 小・中学生の頃短距離が速かったので、せっかく出場するなら短距離と、今やっている長距離の2種目に出場することを考えていました。長距離はともかく、短距離の練習は大人になってから一度もやったことがありません。近くの公園のランニングコースの一部に直線で60mがとれる場所があるので、まず60mの練習をした後1500mの練習として公園の周りを走りました。
 60mについては走った後、ビデオでフォームを撮影し、映像をチェックしてフォームの修正を試みました。しかし、短距離と長距離では使う筋肉がちがうし、走り方もまったくちがいます。ですから、このチャレンジは結果的にまちがっていたことを後になって思い知らされるのです。

マスターズ陸上本番

 静岡マスターズ陸上大会は11月に開催されることになっていました。大会が近づいてきたとき、市内の陸上競技場に練習拠点を移し、スパイクを穿いて60mと1500m(新型コロナウィルスの影響で出場予定の5000mが中止)をトラックを使って練習しました。
 そして、いよいよ大会当日を迎えることになったのです。会場は静岡市の草薙陸上競技場です。どんな結果になったのか、そのことについては次回を乞うご期待ください――次回に続く。

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