日本三大うどん「水沢うどん」を食べて、「水澤観世音」へ行こう!

旅行

 

 秋田の「稲庭」、香川の「讃岐」と並び、日本三大うどんの一つに挙げられるのが、群馬県伊香保町の「水沢うどん」です。水沢うどん街道(前橋伊香保線)には、多くの水沢うどんの店が並んでいます。私たちは水沢うどんを食べた後、「水澤寺」に向かいました。

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水沢うどん

 水沢うどんは、小麦にこだわっていて清らかな水と塩だけで丹念に打った麺です。透明感のある艶と、つるつるとした喉ごしが特徴です。私たちは「うどん茶屋水沢万葉亭」で昼食を取りました。メニューは「炊き込みご飯」、「水沢うどん」、「天ぷら」、「おしんこ」で、デザートに「温泉饅頭」がつきました。

水沢うどんの歴史

 飛鳥時代に水澤寺の創建に尽力した、高麗からやってきた僧侶がうどんの製法を伝授したと伝えられています。1576年(天正4)ごろに、湯治客や水澤寺の参拝者に地元産の小麦と水澤の湧水で打ったうどんを提供するようになったのが、水澤うどんのはじまりだとされています。

水澤寺本堂(観音堂)

 本堂には「十一面千手観世音菩薩」が本尊として祀られています。本堂は六角堂と仁王門と同様に元禄年間(1688年~1704年までの期間)に建立され、1787年(天明7)に大改修が行われました。1985年(昭和60)に伊香保町文化財に指定されました。

六角堂

 元禄年間(1688年~1704年までの期間)に建立され、「銅板瓦」の造りになっています。「地獄道」、「餓鬼道」、「畜生道」、「修羅道」、「人間界」、「天神界」の六道を守る地蔵尊が祀られています。この地蔵尊は回転するようにできていて、左に3回まわると願いが叶うと言われています。地蔵尊信仰の非常に珍しい建築物です。(写真手前が六角堂

鐘楼

 古来から鐘の音は仏の声とも言われ、朝と夕の鐘の響きは大自然に感謝し、過去の数えきれないほどの仏様のご冥福を祈るものです。100円のご志納金を納めれば、どなたでも鐘をつくことができます。また、除夜の鐘は一般の方でも参加が可能です。

獅子舞おみくじ

 境内に面白いものがありました。どこの神社仏閣にも「おみくじ」はありますが、ここ水澤寺には「獅子舞おみくじ」(200円)というものがありました。ガラスケースの中で獅子舞が行われているのです。そこに「おみくじ200円」とあったので思わず、コイン穴に200円を入れそうになりましたが、思いとどまって隣にある100円のおみくじを引きました。それがまずかったのでしょうか? なっ、なんと……生まれて初めて「凶」を引いてしまったのです。やはり、獅子舞おみくじを引けばよかったと反省しきりでした。

おわりに

 水澤寺で「凶」を引いたのは私だけではありませんでした。妻もそうでした。夫婦揃って「凶」を引くなんて、縁起でもありません。と言いたいところですが、「凶」を引いても心配いりません。要は気持ちの持ちようです。日を改めてもう一度引き直しに行けばいいのです。ただし、「凶」のおみくじは絶対に捨ててはいけません。「これは戒めなんだな」と肝に銘じて、「おみくじ掛け」に結んでおきましょう。さて、みなさんも、水沢うどんを食べて、水澤寺を訪れてみてはいかがですか?

 

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