一度は行ってみたい!  近江八幡市―教林坊、八幡山、八幡堀

旅行

 紅葉が見頃の11月に近江八幡市に行ってきました。市の中心部に行く前に、安土町石寺にある「教林坊」に行きました。

教林坊

「教林坊」は天台宗の寺院で、山号は③繖山、本尊は赤川観音、開山は聖徳太子です。境内を真っ赤に染める紅葉の名所、巨石を用いた桃山時代の庭園で知られています。
 その日も驚くほど紅葉(もみじ)がきれいでした。平日だったので観光客はそれほど多くはなく、ゆっくりと境内を散策することができました。

豊臣秀次

 近江八幡市は「豊臣秀次」が築いた城下町です。
 豊臣秀次は1568年(永禄13)に秀吉の姉、ともの子として生まれました。秀次は八幡城を築き城下町を開いて、近江八幡を商都として繫栄させました。秀次は秀吉の養子になり関白となりましたが、淀殿の子(のちの秀頼)が誕生したため、秀吉の後継を巡り1595年(文禄4)に28歳で自害させられました。

近江八幡市の名所旧跡

 近江八幡市は見どころがいっぱいで、歴史にまつわる名所旧跡がたくさんあります。市営駐車場に車を停めて、歩いて散策をしました。八幡公園には「豊臣秀次の銅像」がありました。「歴史民俗資料館」、「旧伴庄右衛門邸」、「近江兄弟社メンターム資料館」、「西川甚五郎邸」、「白雲間」などを見学した後、八幡山までロープ―ウェーで登りました。

八幡山城

 山頂には秀次が1585年(天正13)に築城した八幡山城がありましたが、現在は城の石垣だけが残っています。そして、本丸跡には「村雲御所瑞龍寺門跡」が建っていました。山頂駅から「おねがい地蔵堂」、「西の丸跡」、「大杉秀雲龍神」、「北の丸跡」、「稲荷堂」、「本堂」の順に回り、「展望館」から近江八幡市の眺望を楽しみました。徒歩1周のコースは所要時間30分くらいでした。

八幡堀水郷めぐり

 昼食を挟み、次に「八幡堀水郷めぐり」を体験しました。「八幡堀」は、安土・桃山時代に秀次の八幡山城居城のもと、城下町が栄える原因となりました。近江商人の発祥と発展、また町の繁栄に大きな役割を果たしました。
 船に乗ってゆったりとお堀めぐりをしました。途中、白壁の土蔵や旧家を見ることができました。堀に架かっている「白雲橋」からは昔、全国各地から送られてきた物産を一時保管した土蔵を見ることができます。

 

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